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インボイス制度が始まって、請求書の登録番号や税区分の管理が一気にややこしくなった。
手作業のExcelでは限界を感じている人も多い。
そこで候補になるのが「freee会計」と「マネーフォワード クラウド確定申告」。
この記事では、インボイス対応という観点で2つを正面から比べる。
この記事の作り方
・料金は各社公式サイトで2026年8月時点を確認した目安です。
・不明な項目は憶測せず「公式で要確認」と明記しています。
・評判は公開レビューの傾向を要約したもので、口コミの創作は行っていません。
結論
簿記の知識がゼロで「とにかく直感的に使いたい」ならfreee会計。
明細連携やコスパ、拡張性を重視するならマネーフォワード。
どちらもインボイス(適格請求書)の発行・受領管理に対応しています。
料金をひと目で比較(月額の目安)
▲ 最安プランはほぼ横並び。上位プランの機能差で選ぶのが実際的です。
機能・インボイス対応マトリクス
| 比較項目 | freee会計 | マネーフォワード |
|---|---|---|
| 適格請求書の発行 | ◎ 対応 | ◎ 対応 |
| 登録番号・税区分管理 | ◎ | ◎ |
| 初心者の使いやすさ | ◎ 直感的 | ○ |
| 明細・口座連携の拡張性 | ○ | ◎ 得意 |
| 最安プラン(月額目安) | 約980円〜 | 約900円〜 |
| コスパ評価 | ○ | ◎ |
◎=特に強い ○=対応 / 評価は公開レビューの傾向をもとにした一般化です。詳細プランは公式で要確認。
導入の流れは4ステップ
▲ どちらも無料お試しから始められます。まず触ってみて相性を確かめるのがおすすめ。
それぞれの強みと注意点
freee会計
マネーフォワード
要するに、「迷わなさ」ならfreee、「連携とコスパ」ならMFという住み分けです。
向いている人
簿記がわからない人
freeeの質問形式なら迷わず進める
口座連携を重視する人
明細取込が得意なMFが有利
契約書も電子化したい人
freeeサイン一本化でラク
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まとめ:まずは無料で触って決める
インボイス対応は、freeeもMFも標準で押さえています。
最後は操作感の相性で決めるのが後悔しないコツです。
どちらも無料で試せます。迷ったら両方触って、しっくりくる方を選びましょう。
※本記事の料金・仕様は2026年8月時点の目安です。改定される場合があるため申し込み前に必ず公式でご確認ください。
▼ 請求書の作成・送付に特化して選ぶなら
弥生が運営する請求書ソフト。永続無料(月10通まで/見積書・納品書は無制限)。インボイス制度・電子帳簿保存法に対応し、弥生会計・freee・マネーフォワードと連携できます。有料は初年度無料、以降 年8,800円〜(税抜)。
※料金は2026年8月時点・税抜。最新プランは公式でご確認ください
インボイス制度で請求書に必要な6項目
適格請求書(インボイス)として認められるには、記載事項が決まっています。1つでも欠けると、受け取った側が仕入税額控除を受けられません。
適格請求書の記載事項
- ① 適格請求書発行事業者の氏名または名称、および登録番号
- ② 取引年月日
- ③ 取引内容(軽減税率の対象品目である場合はその旨)
- ④ 税率ごとに区分して合計した対価の額(税抜または税込)、および適用税率
- ⑤ 税率ごとに区分した消費税額等
- ⑥ 書類の交付を受ける事業者の氏名または名称
手作業のテンプレートで作っていると、④と⑤の「税率ごとの区分」が抜けやすい部分です。会計ソフトの請求書機能を使う利点は、この形式が最初から満たされていることにあります。
登録番号の記載漏れに注意
適格請求書発行事業者の登録番号がないと、適格請求書として扱われません。登録したら、請求書のテンプレートに登録番号を入れる設定をすぐに行ってください。
会計ソフトの請求書機能を使う理由
売上の記録が同時に立つ
請求書を発行すると、その内容が売上として帳簿に反映されます。別のツールで請求書を作ると、あとから会計ソフトに転記する工程が発生します。月に10枚発行するなら、転記だけで年120回の作業になります。
入金の消し込みがつながる
銀行口座を連携していれば、入金があったときに該当する請求書と結びつけられます。未入金の請求書が一覧で見えるため、督促の判断がしやすくなります。
形式が制度に追随する
インボイス制度のように記載事項が変わったとき、ソフト側が対応します。自作のテンプレートだと、変更のたびに自分で直すことになります。
3社の請求書機能の位置づけ
| サービス | 請求書機能の扱い |
|---|---|
| freee | 会計と同じ画面で発行でき、売上の記録まで一続き |
| マネーフォワード | 請求書は独立したサービスとして提供され、会計と連携する構成 |
| 弥生 | 請求書の作成に対応する製品が別に用意されている |
※対応範囲と利用できるプランは各社で異なります。契約前に公式サイトでご確認ください。
構成が違うため、「請求書も使いたい」なら、必要なプランと追加費用を先に確認する必要があります。会計プランだけを契約して、あとから請求書機能が別契約だと分かる場合があります。
請求書の保存で気をつけること
発行した請求書の控えと、受け取った請求書は、どちらも保存の対象です。受け取り方で扱いが変わります。
| 受け取り方・渡し方 | 保存の扱い |
|---|---|
| 紙で受け取った請求書 | 紙のまま保存が原則 |
| メールやWebで受け取った請求書 | 電子取引。電子のまま保存が必要 |
| 自分がメールで送った請求書の控え | 同じく電子で保存 |
※電子取引データには改ざん防止の措置と、取引年月日・金額・取引先での検索が求められます。保存期間は原則7年です。
確定申告まわりの記事
請求書の発行を楽にする運用
テンプレートを固定する
毎回ゼロから作らず、取引先ごとにテンプレートを登録します。登録番号、振込先、支払期限の書き方を固定しておけば、記載漏れが構造的に起きなくなります。
請求のタイミングを月内で固定する
取引先ごとにばらばらに発行すると、発行漏れと入金確認の手間が増えます。月末締め翌月末払いのように、自分の中でルールを決めておくと管理が単純になります。
未入金の確認を月に1度入れる
銀行口座を連携していれば、入金済みと未入金が一覧で分かります。月に1度確認する習慣にすると、督促が遅れて回収が長引く事態を防げます。
請求書を会計と分けると何が起きるか
別のツールで請求書を作ると、売上を会計ソフトへ転記する作業が発生します。月10枚なら年120回の転記です。1回3分でも年6時間になります。
よくある質問
Q. 請求書に必ず書かないといけない項目は何ですか?
A. 適格請求書としては6項目です。発行事業者の氏名・名称と登録番号、取引年月日、取引内容、税率ごとに区分した対価の額と適用税率、税率ごとの消費税額等、交付を受ける事業者の氏名・名称です。
Q. 登録番号を書き忘れるとどうなりますか?
A. 適格請求書として扱われず、受け取った側が仕入税額控除を受けられません。登録したら請求書のテンプレートに登録番号を入れる設定をすぐに行ってください。
Q. 免税事業者でも請求書は発行できますか?
A. 請求書自体は発行できます。ただし適格請求書ではないため、受け取った側は原則として仕入税額控除を受けられません(経過措置の適用がある期間を除く)。取引先との関係で影響が出る場合があります。
Q. ExcelやWordで作ってもよいですか?
A. 記載事項を満たしていれば形式は問われません。ただし税率ごとの区分が抜けやすく、制度の変更があったときに自分でテンプレートを直す必要があります。
Q. 会計ソフトの請求書機能はどのプランで使えますか?
A. サービスによって、会計とは別契約になる場合と、同じプランに含まれる場合があります。契約前に、請求書機能が使えるプランと追加費用を確認してください。
Q. メールで送った請求書の控えは印刷して保管すればよいですか?
A. いいえ。メールやWebでやり取りした請求書は電子取引に当たり、電子のまま保存する必要があります。印刷した紙だけを保管する運用は認められていません。
Q. 請求書の保存期間は何年ですか?
A. 原則7年です。欠損金が生じた事業年度については10年になります。
Q. 入金の管理まで自動化できますか?
A. 銀行口座を連携していれば、入金と請求書を結びつけられます。未入金の請求書が一覧で見えるようになるため、督促の判断がしやすくなります。
Q. 請求書のテンプレートは自分で作るべきですか?
A. 記載事項を満たしていれば形式は問われませんが、税率ごとの区分が抜けやすくなります。会計ソフトの請求書機能を使えば、この形式が最初から満たされます。
Q. 請求のタイミングは決めたほうがよいですか?
A. 決めたほうが管理が単純になります。取引先ごとにばらばらだと、発行漏れと入金確認の手間が増えます。
Q. 未入金の確認はどうすればよいですか?
A. 銀行口座を連携していれば、入金済みと未入金が一覧で分かります。月に1度確認する習慣にすると、回収が長引く事態を防げます。
Q. 請求書を会計ソフトと別のツールで作ると何が問題ですか?
A. 売上を会計ソフトへ転記する作業が毎回発生します。月10枚なら年120回です。1回3分でも年6時間になります。
Q. 請求書の番号は連番にする必要がありますか?
A. 法令上の必須要件ではありませんが、管理のうえで連番にしておくと発行漏れや重複に気づけます。
Q. 取引先から適格請求書を求められました。どうすればよいですか?
A. 適格請求書発行事業者の登録をしていなければ発行できません。登録するかどうかは、課税事業者になることを意味するため、取引への影響と消費税の負担を比べて判断してください。
Q. 請求書をPDFでメール送付してもよいですか?
A. 問題ありません。ただし電子取引に当たるため、送った控えも電子のまま保存が必要です。
Q. 値引きや返品があった場合はどうしますか?
A. 適格返還請求書の交付が必要になる場合があります。会計ソフトの請求書機能を使っていれば対応する書類を作成できることが多いため、機能の有無を確認してください。
請求書まわりでよく聞かれること(補足)
請求書は形式が決まっている書類なので、迷いどころも共通しています。最初に設定してしまえば以後は同じ形で回せる項目がほとんどです。
Q. 見積書や納品書も同じソフトで作れますか?
A. 請求書機能を持つサービスの多くは、見積書と納品書にも対応しています。見積書の内容をそのまま請求書へ引き継げると、金額の転記ミスがなくなります。
Q. 取引先が請求書の形式を指定してきた場合は?
A. 適格請求書の記載事項を満たしていれば、レイアウトの調整で対応できることがほとんどです。指定された項目が記載事項に含まれない追加情報であれば、備考欄などで対応してください。
Q. 源泉徴収がある取引の請求書はどう書きますか?
A. 報酬から源泉徴収される取引では、請求額と源泉徴収税額、差引の支払額を分けて記載するのが一般的です。会計ソフトの請求書機能には、この計算に対応した項目が用意されていることがあります。
Q. 外貨建ての請求書は作れますか?
A. 対応の有無はサービスによって異なります。海外の取引先がある場合は、契約前に外貨対応と、為替差損益の処理方法を確認してください。
請求書の作成をAIに任せられる範囲
「AIで請求書を自動作成」と言うとき、実際に自動化されているのは作成そのものより入力の省略と転記の削除です。何がどこまで自動になるのかを分けて見てください。
| 工程 | 自動化の度合い |
|---|---|
| 取引先の情報を入れる | 登録済みなら選ぶだけ。毎回の入力は不要 |
| 品目と金額を入れる | 見積書や過去の請求書から引き継げる |
| 消費税額の計算と税率ごとの区分 | 自動。ここが手作業でいちばん間違えやすい |
| 登録番号などの固定項目 | 設定しておけば自動で入る |
| 送付 | メール送信まで対応する場合がある |
| 売上の記帳 | 発行と同時に反映される |
| 入金の消し込み | 口座を連携していれば候補が提示される |
逆に自動にならないのは、何をいくらで請求するかの判断です。金額や作業範囲の確認は人が行います。ここを含めて「自動作成」と期待すると、実際の効果を過大に見積もることになります。
効果が出るのは件数が増えてから
月に1〜2枚しか発行しないなら、表計算ソフトのテンプレートでも大差ありません。月10枚を超えたあたりから、転記と入金確認の手間が積み上がり、連携の効果がはっきりします。
導入を検討する目安
- 月の請求書が10枚を超えている
- 取引先ごとに単価や品目が違う
- 入金の確認に毎月30分以上かかっている
- 適格請求書の記載事項を毎回確認している


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